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紅爐一點雪

金曜日の稽古は「紅爐一點雪」の色紙。
「こうろいってんのゆき」というそうだ。
炉の赤くおこった炭の上にひとひら雪が落ちる。
すいと消えてなにごともない。
道への迷いなどすぐ消えてしまう雪のようなもの、ということだろうか。
いつでも消える覚悟で臨むということにも通じるかもしれない。
目の前のことに、いつも一生懸命でいられたらいいなと思う。

茶碗は筒茶碗。時間がないなかお稽古させていただいて
大津袋の濃茶に筒茶碗の続き薄。
あいかわらず全然手順を憶えていないけれど
すぅっとココロが落ち着くのがわかる。
この時間がなによりだ。

わたしの稽古場は団地サイズの畳で電気炉なので
できるなら炭の大炉を見に行きたいのだけれど
この冬もまた行かれずじまいかもしれない。

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初夢

1月23日のメモ

立ち寄っただけの稽古場の床(とこ)に
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな
の色紙が飾られていた。
宝船の画が描かれている。
初夢のおまじないだ。
回文になっている。

@Wikipedia
読み下しや意訳も掲載されている。

草書の「能(の)」がいつも読めない。
ほかに乃や之がよく使われている。
能だと思っているの、埜かも。
今度また見てみたい。

お菓子をさんざん食べてお茶を飲み、そのまま帰ったため
わたしの稽古はなし。
流し点てと続き薄だったもよう。

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青松多寿色

せいしょう じゅしょくおおし。

大体が松竹梅の松であり、どう転んでもおめでたい感じだけれど。

松は一年中濃い緑を見せ、若さの象徴「緑」、不老長寿を連想させる。
当然、祝いの席には松が飾られることが多い。
門松だってそうだもの。

禅語なんていうのは言葉遊びのようなところがあるから
いろいろ考えるのが楽しい。
変わらないとするならば、
新春だし、「初心に帰れ」と読むのもいいだろうか。
初心に帰って一から楽しむ。

   稽古とは一より習ひ十を知り
     十よりかへるもとのその一 利休道歌

寿の色は緑という印象ではない。
緑の松に朱鷺色の「楽しみ」の紐を結ぼう。
わたしの寿は長寿じゃなくて「お楽しみ」。
楽しいことをいっぱい探そう。
もちろんお茶そのものも楽しみますとも。

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お茶碗は松、梅、福ちらし、お福さん、日の出鶴。
わたしは日の出鶴の茶碗に曙棗を選んだ。
この合わせ方は、和風というより西洋風。

菓子は葩(はなびら)餅。

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