人生50年と言われたその50年が過ぎ、あちこちガタが来ている。
肩こりがひどくてカイロプラクティックに行ったり
なんだか血行がわだかまった気がしてウォーキングをしてみたり。
いずれも目覚しい効果が出るわけでもなく。
なんとなくお流れになってきた。
いよいよまずいと感じたのは、久しぶりに自転車に乗った時のことだ。
4,50分の距離の往復。復路、足が重くてたまらない。
ふくらはぎや太ももではなく、体幹というか、中のほうの筋肉にだるさがある。
あれっと思ってその後、長い階段を上ってみたりするとやはり足が重い。
2時間でも平気で歩くので、足は大丈夫だと思っていたのだが
一向に大丈夫じゃなかったらしい。
中のほうから弱ってきている。
気がつけば、20年ばかりまともに運動していない。
作業はPCばかりで、指もバリバリ。
あらららと柔軟体操などしてみればがっちがちな自分に気づいた。
それが2年ばかり前のこと。
それからまた逡巡の日々が続き、ついでにちょっと心もバランスをこわし、
ついにこの10月くらいから、「なにかしなくちゃ」という機運が盛り上がってきた。
この夏くらいにネット上で再会した友人が、
11月も終わりという頃、
思いもかけないことに、12月からヨガのスタジオをはじめるという。
ヨガ?
今までになんどもヨガが身近になることはあった。
ついぞ始めよう、試してみようと思ったことはなかったのだが
この際、何かカラダを動かしてみようと、開いたばかりのスタジオを訪ねた。
案の定、筋肉は弱り、あちこち固まっているのだが
どこが固まり、どこが非対称にねじれ、どこが緩んでいるのかを
カラダを動かしながら発見していくのが楽しい。
だいたいが、考えすぎでアタマ先行のわたしが、
置き去りにしてきたカラダの事を探っている。
感じる、観察する、対話する。
今年も終わりの12月、
わたしのからだ元年。
いつからでもスタートできる。
そう信じている。